2022/01/07
引退表明していたウサイン・ボルトは100mは3位に終わり、リレーでは負傷棄権で現役を終えた。
先日はボクシングの山中慎介が13連覇がかかった試合にセコンドのタオル投入で負けた。
後味の悪い試合だった。年齢的に勝てば引退を考えていたようだ。
スポーツは肉体の成長の限界が早いうちに訪れ、老化現象が勝るようになるため現役の終りは他の業種より早い。
怪我などがあれば尚更だろう。
たぶんスポーツ選手はそういう意味では常に引退した後の人生をどうしようか考えているのではないかと思う。
山中選手はまだ現役続行かもしれないが、本人にとって引退について考えることに現実的なこととなっただろう。
スポーツ選手にとっての引退は普通の人にとっては転職の時と同じ。
将来に明確にやりたいことがあり、今が修行の場として今の立場を過ごしている人も一部ではいるだろう。
だが普通の人にとっては強制的に引退を考えなければならない時は遥か先だ。
長年同じ仕事をしている人ほど今の立場がなくなったら次はどうしようとは考えないものだ。
でも時々、今の立場が何も無くなった時に別な生き方ができるか考えてみるといい。
できれば真剣に考えて欲しい。
自分が今できることは何なのか、本当にやりたいことは何なのか、やりたいことのやり方はあるのか・・・。
もしそれが明確にできたら今後の生き方は変わってくるだろう。
いつでも辞められると思ったら心は楽になる。
ひょっとしたら今を生きる力になるかもしれない。
ひょっとしたら新しい道を踏み出す勇気になるかもしれない。
終りの無いものはないのだ。
引き際を思えば、未来を思う。
それは自分にとっても自分の周りの誰かにとってもきっと有意義なことになるだろう。
したっけの