書家・筆じめっせい字屋 芭弥汰句(ハヤタク)

言葉の力、アートの力で人の心を変えていきたい。心のスイッチを入れる言霊筆で綴ります。

夢は誰かに試されるものじゃない

time 2017/12/25

 

仕事中にラジオを聴いていることが多い。

 

そんな時に素敵なラジオドラマが聞こえてきたので作業の手を止めて少し聞き入った。

 

女子高生が親に夢を語り遠くに進学をしたいと言っているが母親が反対しているようだ。

 

結果、その女子高生は夢のために希望の大学への挑戦を選ぶことになりチャンチャンな話なのだが、少しだけ気になるところがあった。

 

娘の本気度を試すために遠くへの進学をワザと反対しているいうところだ。

 

現在、私の娘も高校生なので将来の夢と進学について話をすることがある。

 

ウチの教育方針として子供がどんなに壮大な夢を語ったとしても否定はせずに後押しをするというのがある。(まあ、悪いことしそうなことだったら反対するかもしれないけど)

 

ひょっとしたらこのお母さんは娘の性格を考えて反対したとしてもナニクソと反発できる性格だと分かっててやっていたのかもしれない。

 

もし、自分の子供や周りの子供たちが同じように夢の相談をしてきたらこんなやり方を真似して否定はしないで欲しい。

 

子供なら親にも気を使っているし、もし否定されたら想いに陰りが生まれる。より身近な人ほどそうなる。

 

将来の夢を見ることと、未知の未来への迷いは常に背中合わせにある。

 

夢を実現させた人でも迷いのなかった人などいないのだ。

 

迷いを刺激すると夢への想いは震えるのだ。

 

育ってきた過程で否定された割合が大きいほどその揺れは大きく、自分の迷いの強さから夢を消し飛ばしてしまうだろう。

 

そうやって夢を諦めざるを得なかった大人たちは沢山いるはずだ。

 

そして、そんな大人たちは自分の迷いを否定という形で自分たちの想いを正当化しようと知らず知らずにしてしまう。

 

そのラジオドラマの中のお母さんは言っていた、「否定されても行きたいっていうかどうか。本気かどうかを試したのよ。」と。

 

だが違う、将来の夢に本気かどうか、どれだけ思いがあるかどうかなんて尺度で測ることは間違いでしかない。

 

なんとなくやりたいと思って続けていたことがいつか大きな夢になるかもしれないのだ。

 

なんとなく楽しくってやっていたことが大きな実を結ぶかもしれないのだ。

 

そんなことを否定することでコントロールする権利はどんなに近い人にだって無い。

 

大切なのは本気かどうかではなく、やりたいかどうかだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

したっけの。

 

 

 

 

 

 

 

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芭弥汰句

ハヤタク

ハヤタク

職業:書家、デザイナー、WEBプランナー
何だか元気の無い世の中になってませんか?大人たちは未来に悲観し、子供たちは夢を持てない。特に北海道にいるとそう感じざるを得ません。一人一人の気持ちが変われば世の中は少しづつ変わっていくと信じています。そのためにみんなの心のスイッチを入れたい!そんな思いで筆じめっせい字屋として活動しています。
書筆、筆ペンなどを使った絵も書いてます。
北海道内で各種イベントなどで書き下ろししてます。。
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