2022/01/07
小林麻央さんが闘病の末に亡くなった。
どれだけの人がSNSに投稿し、ブログに書いたのだろう。
癌が見つかってからをリアルタイムでブログで書き続けていたので気にしていた人は多かったのだろう。もちろん、若かったのと美しく人に好かれるタイプだったので尚更だ。
若くして逝くのは残念なことだが、おかげで色々な想いを抱かせてくれる。
中年に差し掛かって来るにつれ同じくらいの歳の友人や親類を何人か見送ってきた。
病気の人もいたし、事故の人もいたし、自ら逝ってしまった人もいた。
そのたびに深い悲しみと、ある気持ちが心に引っかかる。
彼らは逝く時何を思ったのだろうか。
そして、自分ならどう思うのだろうか。
人は死ぬ時にやれなかったことに後悔するという。
やったことは例え上手くいかなくても後悔はしないそうだ。
私は物心ついたころから若いころにかけて勇気の無い人生を送ってきた。
本当は若いときに海外に行ったり、チャレンジしたかった。
子供の頃は好きな子に話しかけたかった。告白したかった。
自分探しの一人旅をしてみたかった。
英語を話せるようになりたくて留学したかった。
バンドをしたかった。映画を作りたかった。テレビに出たかった。
あの時に踏み出す勇気があればとどうだったのだろうと思う。
年齢は関係なくチャレンジすればいい、何歳からだって夢は見れるという人はいるがそれは断じて違う。
歳と共に状況は変わり、生き方は変わるのだ。
やりたいことは年と共に変化するものだ。
今は今でやりたいことがあり、今はそれに向かって進んでいる。
過去は変えることは出来ないが、未来は今からでも選んで進むことができる。
生きたい道を選び、精一杯に今を生きることができたら後悔はしない。
そんな生きた方を私はしたい。
小林麻央さんのブログを見ていて色々思った人にこの本を紹介したい。
奥山さんが肺ガンになり31歳、32歳、33歳と亡くなるまでのブログを綴った本だが生き様が生々しく、最後に泣けるから。
したっけの。