2022/01/07
友人のやっちゃんが喜多川康がいいと書き込んでいましたので喜多川さんの本を数冊買ってきました。
まずはすぐ読めそうな「福」に憑かれた男から(笑)
潰れそうな街の本屋の店主と、そこに取り憑いた福の神のお話。
表現や言い回しが少し物足りないところもあるが読みやすく物語も分かりやすいのでスイスイ読めます。
街の潰れそうな本屋を如何にして立て直していくというところは、私自身が自営業であり、自分がやっているこの分かりにくい筆字をどうやって人に売り込んでいくかというところにシンクロし考えさせられるところが多かった。
最終的にはどんなことでも人であり、縁であり、自分がどう行動するかというところで私の想いに合致し腑に落ちた。
大切なのは目の前の一人の人生に興味を持つことだ。愛を持ってその人を見ることだ。
目の前の人をどうやって喜ばせるかを考え行動する。まずは相手を喜ばせる。それができなければ広く広げていくことはできないということ。小さな波を少しづつ起こしていくことに他ならない。
幸せとか、成功しているというのは、何かがあればという条件が必要なのものではなく、今すぐにどんな状態であっても感じることができるものなのです。
今の道のりに喜びを感じられないものに真の成功は得られないと思うのです。昔の私ならお金が沢山儲かったら、そして知名度が上がってチヤホヤされるようになったきっと幸せになれるんだと思っていた。そして、そうなれない自分に苦しんでいた。ただ辛かった。
でもそれは想いの順番が逆なのだ。今、幸せを喜びを感じられなかったら、現実に怯えリスクを負うこともできず成功する道を選ぶことはできない。上手くいくためにはそのための心のあり様が大切なのだ。だから宝くじが当たっても不幸になる人がいるし、ハリウッドスターが自殺するのだ。ちなみにこの本の中ではそれを貧乏神がついていると表現していたのが面白い。いやきっとそうなのだろうと思う。
行動の無いところに成功も失敗もない。そして、行動の結果手に入れるものは失敗でもなければ成功でもない。それは、自分の人生を素晴らしいものにするためにどうしても必要だった経験なんだ。
失敗は成功の元。よく言われる言葉だ。失敗だと思わななければ失敗ではない。あきらめたらそこが終わりになる。
人は自分の経験以上の学びは無い。本や人の話からの学びはあってもそれは知識と心の部分にしかならない。経験をするには行動するしかない。
私にはまだまだ人を想い、行動することができていない。でも、きっともっとできそうだ。そんなことを思わされた福の神の話でした。
したっけのー