2022/01/07
「隣の三尺」という言葉がある。
昔の人が子供の仕事として家の前を掃除させるときに、竹ぼうきの長さ(約3尺)だけ隣の家の前も掃除しなさいと言い聞かせたそうだ。
やりすぎるとお隣さんにお節介になる。ぎりぎりだとちゃんと掃除できてるのか曖昧で時としてちゃんと掃除もできないのかとなりかねない。
適当に良い加減は、少し過ぎたるぐらいが丁度いいということだ。
これは親切や心配りに限った話ではない。
例えば人と心を交わしたいと思っているときは一歩だけ踏み込んで話をするべきだ。初めから入り込みすぎてはいけない。適度に距離を縮めていかなければならない。
なにかの準備も一歩踏み込んだほうがいい。モノゴトは段取りで決まることがほとんどだ。
頼まれごとも一歩踏み込んだぐらいだから感動してもらえる。相手の思考を少し上回るのがいいのであって、とんでもないところに行ってしまうと理解されなくなってしまうのだ。
自分の丈を知り、少しだけ上を目指す。
一歩だけ踏み出す。
そう考えることで上手くいくことって沢山あるはずだ。
そういえば雪ハネの時は隣のウチの前も少しだけはみ出るようにしてます。効果のほどは意識したことないけどね。
したっけの。