2022/01/07
人は幼少期に一緒にいた人の影響を多大に受ける。
潜在意識に刷り込まれ性格の大きな部分を形成する。
多くの人にとってそれは親だろう。
例えば、私はエゴによる抑圧と行き過ぎた干渉によりネガティブで怖がりで自ら行動のできない子供時代を過ごした。
それは大人になった今でも少なからず影響を与えている。
だから、私の親への感情は感謝はあっても尊敬は無い。あまり言いたくはないが子供のころから若いころにかけてはそれとは真逆の感情に支配されていた。苦い思い出だ。
そんな自分が嫌で青年期は自分の心を変化させることにかなりの時間をかけた。
立派な親や、成功した親を持つ人を羨ましく思っていた。
しかし、歳をとり行動の幅を広げいろんな人に会うようになると、立派な親を持つ人でも、普通の親を持つ人でも、親がいない人でもそれぞれの悩みを持つことを知った。もちろん悩まない人もいるわけだが、人の想いの奥底にあるものはそれぞれだということ知り少し自分が楽になった。
人の想いは潜在意識に支配されている。それは魂の受け継いできた中心にあるものと、幼少時代に刷り込まれたもの、成長の中で少しずつ上書きしてきたもの、そして、何かのショックによる急激な変化と絡み合い自分の心を作っている。
もし、自分を変えたいならそれを踏まえなければ自分を変えることは難しいのではないだろうか。
今まで生きてきた部分が大きいほどに沢山自分を上書きしてあげる作業が必要なのだ。
でも、強く思えば自分を変えることはできるのだ。
思い行動して自分を上書きしていかなければならない。
心の底から思わなくても感謝して、ありがとうを言わなければならない。
身の回りを綺麗にしなければならない。
振りでもいいから一生懸命やらなければならない。
嫌でも愛を表現しなければならない。
恥ずかしくても自分を主張しなければならない。
思いだけでなく、行いを含めて自分を上書きしていくのだ。
多くの人は滲み出る思いが大切だと思っている。
でも、それはあなたが生きてきた中で積み重ねてきたものであり、上っ面でもそれは意識の一部だ。
人は自分の思ったような自分になれる。
なれない人はならないことを選んでいるに過ぎないから。
こうなりたいけど無理だなと思ったらもうなれないことを選んでいる。
自分を変えられるのは自分だけだ。
したっけの。