2022/01/07
以前の私は良いものを作って発表していけばそのうち誰かが気づいて口コミで広がって有名になっていくんだと思っていた。
でも、どれだけ作っても私は有名にはならなかった。
絶対自分のほうがいいものを作っていると思うのに、目立ってるのは別な人。
つくり出すものは負けてないはずだ。
あれが認められて、なぜこっちは誰も見向きもしないんだろう。
そんなジレンマを感じる日々。
いくらもがいても誰も目にとめてくれない。
振り向いてくれない。
どうしたらいいんだろう。
本当は自分って大したことないのかもしれない。
そんなことを思っていた時期もあった。
どうしてもやりたいことがあって、諦める気はなかった。
そこで思いついたのは上手くいってる人を見ることだった。
色んな人を見て気づいた。
自分には露出が足りない。
目立っていない。
上手くいっている人は露出が上手かった。
もしくは目立つような要素がある。
人が目をとめるためにはキッカケが必要なんだ。
露出が足りなかった。
目立つ要素が足りていない。
容姿が恵まれているわけで無ければ見た目で目立つ要素が必要だ。
話の上手いやつは人の目を引く。
情熱を前面に出す奴は人が惹かれる。
一生懸命さが目立つ奴を人は応援する。
人のいい奴は人に好かれる。
私には何も無かったことに気が付いた。
生み出すもののクオリティなどあとでいいのだ。
何もないならその愚かさを曝け出さなければならない。
ピカソも、岡本太郎も、棟方志功も、北斎も、存命のうちに有名になった奴は愚か者だった。傍から変な人だった。
私の見本は作り手だけど、どんな業界の人だって言えることだろう。
まず人目に触れるところで目を引かなければならないのだ。
必ずしも上手くやる必要はない。
表現者になりたければ、まず人前に出て愚か者であれ。
バカな奴になる練習中です。
したっけのー