2022/01/07
勇気を出して一歩踏み出して事業を始めた人が時間とともにどんどん多様を求めるようになり、万人受けに傾き、色んな方向に手を出し、結局中途半端な業態になり、個性が埋没し、事業がイマイチ伸び切らない。
そんな人をよく見ることがある。
そんな人たちに共通するのは心優しく、沢山の人の意見を聞こうとするところだ。
事業だけの話ではない。
仕事で、趣味のコミュニティで、PTAで、友人関係で、家庭で。
どこにでもあることではないだろうか。
人に影響を受けることは悪いことではない。
どちらかと言えば良いことかもしれない。
ただ、自分が良いと思うところだけに影響を受けるべきで、なんでもかんでも聞き入れるのは間違った方にしか行けない。
というか結局どの方向にも中途半端にしか行きつけなくなってしまう。
言った人には、責任は無いのだ。
受け取った自分にしか責任はないのだ。
自分に軸を持たないから誰の言うことも気にしてしまう。
特に人は近しい人の言うことを気にしてしまうものだ。
家族や、友人や、先生や、上司、同僚。
人は日常から言い続けられると、ひょっとしてそうなんじゃないかと思い込んでいくものだ。
どんなに外で学んでも日常で否定され続けたらそれを受け入れてしまう。
あれがいい、これがいいと言われたらそうなんんじゃないかと少しづつ思うようになる。
そして、本当に大切なことが自分の中に埋没されてしまうのだ。
二兎を追う者は一兎をも得ずと言うが、さらに沢山のモノを追い何一つ捕まえられず終わってしまう。
結局何か正しいのかさえ分からなくなってしまう。
そうならないためには自分の軸をしっかり持つこと。
それができないと未来は結局つかめないだろう。
人の言うことに流されない。
それが間違った方向だとしても、間違いに気づくことはできるのだ。
間違ったらまた別の方向を目指せばいい。
どっちつかずのままでは迷走するしかないだろうから。
道は迷うほどに元の道から遠ざかる。
したっけのー