書家・筆じめっせい字屋 芭弥汰句(ハヤタク)

言葉の力、アートの力で人の心を変えていきたい。心のスイッチを入れる言霊筆で綴ります。

弟がコ〇ナワクチンを打った次の日に亡くなりましたpart5

time 2021/07/05

四十九日法要にて。母と記念写真。勝手に使われるのは困るので一応モザイクかけときます。

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マスコミ対応

弟1が亡くなってからどれくらい経ってからだったろうか、病院と話しをした時期と前後するくらいだったと思います。私たち遺族や、彼と仲の良かった人たちも彼が死んだことが受け入れがたい想いをしていた人たちはそうだったことでしょうか。誰かに会うたびに彼がワクチンを打った次の日に亡くなったことを言ったことでしょう。ひょっとしたら職場の中でもそうだったのかもしれないと思います。話しを聞いた人はそれをどう受け取るかはその人次第です。

そんな感じで噂と言うのは拡がっていくモノです。そうするとネタを探しているマスコミが動き出すわけです。どう書かれるか不安だったのもあり、余計なことを言ったら切り取られて都合のいいように書かれるのではないかという不安もあり、遺族の中でもあまり大ごとにされたくないという話しもあり、そんなことで取材を受けるのは新聞社だけにすることにしました。全国紙1紙、地方紙1紙だけにして週刊誌は不安があったのでお断りしました。

取材を受けた新聞社には、実際あったことの大枠と医学的なことが分からない中での遺族の感情と、彼が長年お世話になった病院を責めるようなことは書いてほしくないことをお伝えしました。実際に記事になった時は少し前進したという気持ちと、果たしてこれでいいのだろうかという複雑な気持ちが入り混じっていました。

週刊誌やゴシップ誌のほうもあとで記事になっていましたが、主に病院への取材と知人などの証言などという形で中途半端な情報を書かれていましたので余計なことを書かれずに済み少しホッとしました。まあ、マスコミとしてもそう面白いネタでもなかったのでしょう。全国紙の週刊誌の記者が何度も家に来てピンポンを押されるなど珍しい経験もしました。さらに、電話を調べて電話してきたり、メールがしつこく来たりもしたのはちょっとストレスでしたが少しだけ有名人の気持ちが分かったので良い経験でした。私が自宅で個人事業なので個人情報はあった無いようなものですがちょっと閉口しましたね。勉強になりました。

 

病院から呼び出し

保健所に相談に行ったり、マスコミに話しをしていたり動いていたせいでしょうか。弟が長年勤めていて彼が最後に運ばれて死亡診断した病院から説明をしたいと呼び出しをうけます。病院と話した感じではたぶん、病院側が思っていなかった方向に世の中が騒ぎになりだしたことに焦ったのだと思います。

弟1の奥さんと弟2と義兄も引き連れて、何を言われるんだろうと緊張して病院を訪れました。何か不利な扱いを受けるとマズイということでスマフォで許可を取って録音させてもらうことにもしました。

病院に到着すると弟と同僚であろう事務方の人に会議室に通されました。相手方は医院長、副医院長、看護師長、直接の上司に事務方と大きな病院としてはそうそうたる顔ぶれでした。弟の立場的に誠意を見せるためだったのか、マスコミが動いていたせいなのか分かりません。私的には弟の病院へ尽くした反省への誠意だと思いたいところです。

病院からの説明は主に詳しい死因の説明でした。死因に対する医学的な話しはココでは省きたいと思います。死因としては中高年男性にはありうる病気であり、病院についてから蘇生処置を行ったものの手の施し様は無く残念ですがというよくあるドラマの中に出てくるような説明そのものでした。ワクチンに関しては厚生労働省に報告の必要な症例には当たらないと病院で判断したため報告は上げていないということでした。とにかく病院としては因果関係は無いと判断するしかないということでした。

保健所で教えていただいた保証制度の話しにもなりましたが、申請するためには病院がワクチンとの因果関係を認めなければならないため、それを病院として証明することはできないと言われました。

確かにそんなの当たり前です。緊急承認されたワクチンのことなど誰も証明なんてできないでしょう。もし、認めようものなら責任問題になるわけです。こういう仕組みは良くできているなと思いました。国を動かしている人たちは責任を取らなくていい、何かあれば悪いのはそう判断した末端の人たちなのです。

そんな話に終始する病院側に対して私は言いました。

なぜ今まで連絡もしてこなかったのか?

弟は長年働いてきた職員だったので余りコチラから言うことは控えていた。

私たちはどうしたらいいか分からないかった。

不利な扱いはされたくなかった。

正直に病院に対して不信感を持っている。

遺族とのコミュニケーションが足りないのではないのか?

弟は長年病院に対して悪く言うことは無かった。

弟はなんのために30年も働いてきたのか。

緊急承認されたワクチンで治験が足りないのではないでしょうか。

私たちはあなたたちに責任を取れという気も無いし、裁判をして保証してくれという気も無い。

厚生労働省に報告することで病院側にリスクはあるのでしょうか?

何か不利なことはあるのでしょうか?

今後、ワクチン接種が進んでも何かあったも同じように扱うのでしょうか。

病院からもっと密にコミュニケーションを取ってもらえてたら私たちもこんなに不信感を募らせることも無かったと思うのですがどうでしょうか。

私は言いながら弟の顔が思い浮かんで途中から泣いていました。そんな私たちの想いが通じたのか病院として厚生労働省に因果関係不明として報告をするということになりました。話しが終わって会議室から出る時に副医院長からお礼を言われました。何か少し心が楽になったような気がしました。

帰りがけ、看護師長さんと上司だった看護師さんに弟には生前に本当にお世話になった。いつも気にかけてくれた笑っていた顔が忘れられない。震災やSARS騒動の時も率先して動いていた素晴らしい働きだったと大変褒められた。すごく誇らしい気持ちになった。最後に何度も礼をして病院をあとにした。

ウイルスとワクチンと日本人に対して思うこと

複雑な気分で帰ったが、たぶんこれ以上はこのことは進まないんだろうなと理解し、心を治めることにした。予想通りというか時間が経ったがそれ以上は何も進展は無い。時々、気になって厚生労働省の報告を見たり、ネットの情報を見たりするぐらいだ。

世の中はとにかく早くワクチンを打ちたくて仕方ない人たちと、ワクチンは兎に角危険で危ないという人たちがいる。大半はワクチンを早く打ちたいという人か、副反応は心配だけど打つべきか義務的に打たなければならないと思っている人が大半だろうと思う。たぶん反ワクチンを声高に叫んでいる人は少数だろう。

私はというとそのどれでもない。変な話し、みんな間違っていない正解だと思う。こんなことを言うと都合のいい人だと言われるかもしれないが本当だ。私の弟が死んだのも事実だし、ワクチンは怖いモノでもあるけど早く沢山の人が打って世の中が自由になればいいと思っている。

ウイルスもワクチンもリスクがあるのは間違いない。もともと、私自身は変異性のウイルスに対してのワクチンは懐疑的だ。インフルエンザ予防接種も大人になってからは受けたことがない。必要だと思っていないのだ。こんなことを言うとワクチンによって色々な病気から人々は救われてきたのであってワクチンを否定することはオカシイという人もいるがそんなことは分かっていて言っている。歴史上長年に渡って安全が証明された予防接種などは受けるべきは間違いない。しかし、今回のウイルスは白黒はっきりできるモノではないと思っている。

なので、打ちたい人と、打つリスクより打たないリスクが高い人は積極的に打ってほしいと思う。しかし、それで何が起きるかはすごく少ない確率でも情報は知るべきだと思うし、自分の責任で打つ打たないを判断すればいいのだ。

その中で懸念するのは、打つ人と打たない人で世の中が分断されることではないだろうか。強制的や義務的な接種ならその組織や強制した人たち(もしくは義務感を押し付けた人たち)は何かあったときにその責任を負うべきだろう。一方、変異性のウイルスがうつり発症するのは人為的にコントロールすることはできない。多くの人がワクチンを打って確率をある程度減らすことはできても根絶することはできない。

そのマスクにどれだけの意味があるかみんな薄々気づいているんでしょ。トイレ行って手を洗わない中高年の男の人なんか未だにいっぱいいるよ。毎日、何回もアルコールで手を消毒したら皮膚の表面がヤバいことになののは目に見えてるし。みんな無神経にやり続けているけどハテなと思うことは沢山ある。そう考えたら共存しながらいい具合に自分を守っていくしかないと思うのです。

医学的な見識は薄いためこれ以上は言わないが、ワクチンを打つ打たないで人々がいがみ合う世の中になるのはとにかく間違っている。価値観の押し付けが世の中の分断を生む。多数派が少数派を攻撃する社会が生まれる。そうやって、イジメや差別が生まれていく。今の世の中はそんな世の中の膿を出して見せられているのに、自分の視点以外の感覚が麻痺してしまって感じない人が多すぎる。

いい加減、目を覚ませよ日本人。

都会と田舎、リアルとネットの世界を行き来してると特にそう思うよ。

エゴの押し付けはもうやめよう。

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芭弥汰句

ハヤタク

ハヤタク

職業:書家、デザイナー、WEBプランナー
何だか元気の無い世の中になってませんか?大人たちは未来に悲観し、子供たちは夢を持てない。特に北海道にいるとそう感じざるを得ません。一人一人の気持ちが変われば世の中は少しづつ変わっていくと信じています。そのためにみんなの心のスイッチを入れたい!そんな思いで筆じめっせい字屋として活動しています。
書筆、筆ペンなどを使った絵も書いてます。
北海道内で各種イベントなどで書き下ろししてます。。
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